組織的格闘戦のモデリング
現代は、もはやモデリング力での戦いと言っても良いくらいに、既存の知識を知ることではなく新しく知識を作れることに重きを置かれるようになった。こうなると、もはや既存の組織モデルではなく、新しい情報社会型の組織モデルが必要されるようになるのだと思う。というわけで考えてみた。
能力とは
能力とはなんだろうか?色々すっ飛ばして答えを言うと、組織出力のことだ。組織の目的に沿ったベクトルに向かって出力できる量のことだ。組織において優秀と呼ばれる人というのは、必ずこれが出来る。逆に組織に沿わない出力をする人は、どんなに天才的な出力をしたとしても意味が無い。
意識レベルとは
簡単に言うと、どれだけメタ的に考えられるか?意識の抽象化レベルのことだ。ちなみにこの言葉自体は、私が考えたので一般的じゃない。個人を抽象化して組織となり、組織を抽象化して、場となる。それらを認識して、どのレベルを主体として動くかを自覚的に行うかどうかの指標だ。
意識レベル | 名前 | 概要 |
---|---|---|
Lv0 | 無自覚的意識 | 子供 |
Lv1 | 自覚的意識 | 思春期以後 |
Lv2 | 問題解決者 | 優秀/リーダーシップ |
Lv3 | 目的創造者 | 非常に優秀 |
Lv4 | 場創造者 | 稀 |
私が考えるモデルでは以上のようになっている。レベルが上がるほど、視野が広がり自由度が上がっていくようなイメージだ。意識レベルが変わると組織出力の質の壁を超えることが出来る。つまり、時間的拘束や量的な拘束を超える事ができる。
組織的創造
組織的創造は、高い意識レベルの密度が要求される。つまり、組織で沢山いるだけではなくて、それらを集めてくっつけないと真価を発揮出来ないのだ。なぜそのような状況が必要なのかというと、情報の更新が必要になる場合、なるべく小さいサイクルで高速に回せるかどうかが、次のイノベーションが生まれるかどうかに依存する。つまり、現状に置いてもイノベーションのボトルネックは、人間間コミュニケーションであると私が考えるためだ。わかりやすいかわからないが、似たような臨海モデルとして核融合みたいなイメージだ。
これは、現在だとコミュニケーションがボトルネックになるというだけで、未来形ではボトルネックの形は変わるのだろうと予測出来る。早く他人の意識レベルの上げるための必要十分条件を見つけて、実験をしたいものだ。