現代の黒魔術

何かを代償にして行う魔術

魔法使いの弟子

何か読んでいて思ったのは、プログラムって黒魔術だなと。逆に経営、人事、人間関係って白魔術だなと思った。当てはめて見ると、妙に納得する。使うスキルがまったく違う。スキルというか、力学が。

どうも向かう情熱が違うのだ。個人的な方向にひたすら走るプログラムと、社会的な関係性を作る人間関係。でもなぜか日本ではプログラマーシステムエンジニアー→プロダクトマネージャーと段々と黒魔術から白魔術へ移行していく。そちらのほうが高級であるというように。確かにそちらのスキルがあったほうがいいのだろう。また、そちらのほうが得意な人間はいるだろう。

でもすべてをやる、又はできるようになれというのもおかしい話というか。蓄積を断ってしまうので、逆に効率が悪い。日本社会ではそのようなものを求めている。全部できるようになれと。しかし実装はプログラマーな訳で、結局いいものはできない。さらにそのルートしか存在しないので、プログラムが巧くなると、プログラムをしなくていい職につく。うーん。

何が間違いなのだろう?いや、間違いの原因はわかっている。人月の工程査定やら、一本道の進み方やら。技術を極める人という職業が存在しないのが問題だ。今問題になっている高度な技術を持った人が退職してしまう事にしてもそうだ。日本では、あまり技術職を報いようとしていない。発明にしてもそうだ。

やはり、何かをどうにかしないいけないのだろうけど。