リアル所持スキルの可視化

可視化とは「物理層の記憶を介して複数の人が認識を共有すること」

最近新しく仕事をする仲間が増えた。それに伴って今までは見えなかったが、今だったら見えることが増えてきたことに気がついた。そうしてみると色々な出来事をまとめておきたくなる。出来ればそう「ゲームの中のスキル表」のようにどのスキルがあると、どのようなことが出来るのかというのを樹形図にして張り出してみたくなった。とりあえず表にして書き出してみる。コミュニケーション能力はとりあえず省いておく。

RPG風お仕事スキル表(IT系企業偏(HP-システム-鯖-企画))

スキル表

基本的なスキルですね。でも、できて当たり前ではないですね。

スキル    説明 倒せるモンスター     落とすお金(円)/かかる時間(時間)
[画像作成] jpg.gifなどの作成 バナー作成 千〜5千/1〜3
[HTMLタグ] タグ構造理解 WEB保守 数千〜/数時間
[プログラム:言語] アルゴリズム理解 プログラム理解 -
[リナックス基礎] シェル周り理解 サーバ保守 時給800
[基礎アイディア] 基本的なアイディア作成 小さな躓き 経験値1.2倍
[企画基礎] 基本的な企画力 与えられた企画 落とすお金1.2倍
[好奇心] 分野に対する好奇心 学習 経験値1.5倍
[リスク] リスクを負う覚悟 全て 上限が上がり不確定要素が入る
[責任] 負った責任を負う 仕事 仕事獲得確立up

中級スキル表

だいぶ出来ると思い始めるころ。

中級スキル 説明 取得条件スキル 倒せるモンスター 落とすお金/かかる時間
[フラッシュ] フラッシュ作成 [画像作成] フラッシュ 3万〜30万/3〜30時間
[WEB作成] HPつくり [画像作成][HTMLタグ][企画基礎] WEB 10万〜50万/30〜数百h
[CGI作成] CGI作成 [プログラム:perl:php][HTMLタグ] CGI 5万〜15万/5〜100h
[オブジェクト指向] プログラムの書き方 [プログラム][好奇心] 仕様変更 効率10倍
[データベース] SQLを書ける [プログラム] システム保守 -
[シェルスクリプト] リナックスの自動操作 [Linux基礎][プログラム] サーバ保守 時給1000
[構造アイディア] 大きめなアイディア [基礎アイディア] 頭角を出す 落とすお金1.5倍
[事業運営] 事業を運営する [企画基礎][基礎アイディア][責任] 仕事任せるか 落とすお金、経験値1.5倍

上級スキル表

これが出来ればまぁ仕事で困ることはないのではないでしょうか。

上級スキル 説明 取得条件スキル 倒せるモンスター 落とすお金/かかる時間
[フラッシュサイト] フルフラッシュサイト作成 [フラッシュ][WEB作成] フルフラッシュサイト 50万〜300万/百〜数百
[システムサイト] システムサイト作成 [WEB作成][CGI作成][データベース] システムサイト 50万〜1000万/百〜数百
[アジャイル] 開発方法(Rails) [プログラム:ruby][オブジェクト指向] システム開発 開発効率10倍
[鯖管理システム] 鯖管理システム作成 [シェルスクリプト][システムサイト] 鯖システム 30万〜/百〜
[事業企画] 事業を企画する [構造アイディア][事業運営][リスク] 新企画 数百万〜数千万/数百〜千

オーバースキル表

これは出来る人もやる人も少なめですね。

オーバースキル 説明 取得条件スキル 倒せるモンスター 落とすお金/かかる時間
[会社作成] 会社作成 [事業企画][リスク][中級以上のスキル] 企業 数千〜数億/数千〜数万
[株式公開] 株式公開 [会社作成][会社規模] 株式公開 数十億/数千時間
[世界展開] 世界展開 [株式公開][リスク] 世界展開 −数百億〜数千億/数万時間
[投資] 投資 [経営][リスク] 投資 −数百億〜数千億/数万時間

大体整理し終わっただろうか。まぁこれはIT系にかぎります。
このゲームの最後のボスはどれだけ強いんでしょうね?
誰か新しいスキルを発見したら教えてください。

グローバル変数のポスト手段としての可視化

sox法では管理業務の可視化が叫ばれている。これはどういうことか。
また、アクセス解析ツールや今月の売り上げの可視化をするのはなぜだろうか?そもそも可視化という手段がなぜ有効なのだろうか?

可視化というのはタイトルに掲げているように、情報の共有の手段であり、それを物理的に記憶させているために、時系列が進んでも記憶を保持できるという優れた手段である。例えば、上のスキルの可視化で言えば、新入社員などは何がどうなってどうなるのか、さっぱり先行きが見えない。それを、このようにスキルという次元で可視化すると、未来の予定、つまり未来に対する視界が開ける。このことは非常に大切である。なぜならば、未来を単純化し、将来的な自分の姿を想像することが容易に可能であるからだ。

RPGなどのゲームをした人にはわかるだろうか?また、将棋などの先が見えるゲームというのも同じである。未来を確定したモデルで描くことで、その選択が容易になり、自分の現在の位置を知ることが出来るのである。私たちが視界を持っているのは歩いていて転ばないためであるとともに、目的地をさがしてそちらに向かうためである。なぜ、未来に向かっても同じことをやらない理由があるのだろうか?

可視化というものの本質=>見るということの本質

なぜ、見るということは大切なのだろうか?見るという手段は、他の五感に比べて遠距離かつ情報量が断然多い。さらに精度もかなり高い。そのために人間は外界の情報の9割を視界からとっていると言われている。私たちは基本的に視力が高いほどいいという価値観を持っている。それはすなわち、出来るだけ遠くを見ることができるという能力を正の評価をしているということだ。それを他の次元(未来、売り上げ、アクセス)を見えるようにしてというのが可視化だ。何でもかんでも見えるようにしたら、見通しがよくなり、つまづかなくなるということだ。

可視化っておい、なんだそりゃ

可視化かとさっきからなんだか難しそうなことをいていますが、よく前提に戻って考えて見ましょう。

  1. 文字は言語を可視化したものである。
  2. 絵はイメージを可視化したものである。
  3. 楽譜は音楽を可視化したものである。
  4. 数字は数を可視化したものである。

なんかあほらしくなってきたのでここら辺でやめておきますが、見れば分かるとおり可視化というのは人類の発明した手段の一つで見えれば理解できるようにしたものですね。そして、それを複数人数で見ることで共有できるわけです。

最近ではmixiとかはコミュニケーションの可視化をして成功したり、sox法は管理者の操作の可視化をすることによって、新しく社会的層にロックを新しくつけることになっただけです。え、落ちが見えないですって?まぁ、今作ろうとしているシステムがこの考え方を使ったシステムを作る予定ですのでリリースを落ちにしてもいいですか?だめですか。そうですか。