またこっそり

過去の話ならネタがあるかな…

少しだけ、過去の話。

自分は変わっていた。別に天才的な才能があったり、馬鹿なぐらいの執着などは無かったが。普通からは少しだけ外れていた。それは例えば、食事の食べる順番だったり、気になる場所だったり、遊び方だったり。本当に少しだけ。別に褒められることでも、しかられることでも無く。ただ、変わっていた。まぁ、親に聞いても生まれつき見たいな事を言われたので、実際生まれつきなのだろう。おそらく、神経の閾値や感覚の閾値、生まれ持った体の特性などが合わさって自分となったのだろう。まぁ、そんな感じで少し変わっていた。

小さいことからやりたい事は、何か意味のあるものを創ること。とにかく、創るということにひたすら喜びを感じていた。工作が好きだった。本を読むのも好きだったけど、それよりも作ることが好きだった。昔から、有機体(要するに生き物)を創りたかった。自律するものを創りたかった。学ぶ前はもっと簡単に実現できるものだと思っていた。でも、実際はそんなに簡単じゃなかった。

私の人生にまたがったテーマがあるとしたら、それは「創造する」ということなのだろう。それくらい、ひたすらにそれを望んでいた。今でも望んでいる。私は、普通のことを苦手であるが故に、創造することでそれを補おうとしたというのは言いすぎだろうか。とにかく自分は非常にそちらの方向に特化していて、正直言えば汎用でない。今はそれを、どうにかして汎用、それ以上にしようと無理やり改造している状態だ。

ある程度、今までの自分を否定しても新しい環境に慣れさせようとしていた。状況は明らかなオーバーワーク。その中で思ったのは、自分に絶対の自信が無いとやっていけないということだ。事業の成功するという自信のほうではない。自分自身を信じられるかだ。胸を張って、自分を信じていると言えるかだ。私は自分の創造するという事を否定してはいけなかった。その部分を核として拡張するべきだった。今になってそう思う。破壊的な創造も必要だとは思うが。