認識構造体と上位構造
ストラクチャーハック
構造体を大きく丈夫にするときの方法は、いくつか在る。それらは情報工学だったり材料工学だったり、言語学だったりするが、結論は全て同じ。
レイヤーを作り、モジュール化(オブジェクト化)する
これは部品を作り、構造を作り、それを組み立てるという事だ。汎用品であろうが、特別仕様であろうが、大きな構造を作るときに部品の一つ一つそれもねじとかから設計するのは、あまりに労力がかかる。汎用品のフォーマットが在るからこそ、安心して上位構造を組み立てる事が出来る。プログラムのオブジェクト指向プログラムは同様の設計思考だ。
構造の弱みを無くす(冗長化)
ネックとなる構造が存在すると、そこを崩すだけで全てが崩れてしまう。そのために、弱点を補強するか、弱点自体を分散させる、交換用の部品を持つなど複数の手段が存在する。生体系であろうと、建築であろうと、経済系であろうと、プログラムであろうと全て構造を持つものは同じつくりをしている。
構造化するための構造目的
構造化するための必要性、目的が必要だ。これは構築のためであり、維持のためでも在る。何の目的もなく、構造化するわけではない。この部分は実はかなり重要であり、不一致やブレがあると事件経過と共に構造を保てなくなる。熱力学第二法則(エントロピーの増加)が在るためだ。また、このことは更なる上位構造にとっては新陳代謝であり、死であり、適者生存という意味がある。
例えば人であっても、生きているだけで意味は存在する。それは多様性であったり、可能性であったり、社会の構成員だったり、家族の一員だったり、恋人だったり友人だったり。人は、只一人で自分の存在意義を探せる人は少ないだろう。多くの人々は、関係性から意味を見つける。
存在意義であり、必要性、需要であり、アイデンティティが構造を保つために必要になっている。
ネットは何の意味を持つのか
serial experiments lainというアニメを見た。98年のアニメだが、人間という存在の定義において、非常に自分の考えと似ている。
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