モノを作るときに大切な事

技術があればモノが作れるか?

技術というのは、思考における情報処理速度と同じで。持っていれば持っているほど、早く到達できる。しかしながら、何らかのものを作りたいときには、もっと必要な事がある。それは終了条件の判定だ。つまり、思考であるのならば解を判別できることであり、ものづくりであれば作ろうとした意図を満たしたものが作ることが出来たかどうかを判別する必要がある。

コンピュータにおける演算で必要なことは、その問いを達成できたかどうかを判別する事だ。それさえ判定する事が出来れば時間が無限であるという前提でいかなる解でも求める事が出来る。それと同じように、そのものが作りたいものを判定できるのならば、技術力がどんな状態であったとしても意図したものを作ることが出来る。

そのときに必要なのは、「自分は〜を作ることが出来る」という確信。技術的にそれが足りないものであったとしても、判定条件さえ忘れなければそれを達成する事が出来る。

問題は技術ではなく、何を作りたいのか?ということ。