物理世界と情報世界は同じもの

id:kaerusanu<思考が飛びすぎて、説明が追いつかない。

TOEは全てを統一する

物理学の世界では大統一理論とか、超統一理論とか全ての力を統合するための理論が日々されている。そこでは4つの力の統一を行われていて、4つの力が一つになるとそれが超統一理論としてTOE万物理論)だと思われている。しかしそれはおかしい。力はまだ色々あるではないか?
心理的力、軍事的力、情報力、人間力これらは全て幻想だとそういいたいのだろうか?それとも範疇外だから無かった事にしようというのか?

それはおかしい。それらの力は確かに働いているのだ、それどころか社会を、世界を動かす力ともなっている。何でそんな力を無視するのだろうか?おかしくないだろうか?それらも細かく分けると、4つの力のどれかが働いているというのが分解できるのだろうか?どう考えても違うだろう?

もっと言おう、TOEが完成するとする。TOEは世界に衝撃をもたらすだろう。TOEは力を持って世界を変えるはずだ。しかし、その力自体はTOEの範疇外になっていて、計測不可能、理解不可能。全ての理論じゃなかったの?おかしい。

全ての力は統合される

おかしいのならば統一してしまえばいい。それならおかしくない。全ての力を統合しよう。例えば10年後にTOEができたとして、そのあとには絶対にそういう流れができることを約束しよう。というか、ここであらかじめ型を作っておこう。

今の物理学という世界は特殊すぎる。一般化しないといけない。なぜGoogleが大きく成長したのか物理学で解けるようにならないといけない。全てが分かる理論が作成可能であるのならば、それは作られるはずだ。取りあえず、前振りは置いておいて、新しいモデルを説明しよう。

全ての事象はネゲントロピー触媒性を最適化しようとする。

いきなりネゲントロピーといわれても意味が分からないだろう。ネゲントロピーとは、エントロピーと逆の定義。つまり、エントロピー=乱雑さであるから、ネゲントロピー(negetive entorpy)=整頓さとでも言えばいいだろうか。全ての事象は熱力学第2法則で、乱雑な方向に進み、時間の果てでは全てがあいまいな熱的死を迎えるといわれている。それに逆らう奴らがいる。それは揺らぎであり、生命、さらに意識だ。生命は、乱雑に進む時間の中で、ネゲントロピーを食べて、エントロピーを吐き出す事で、自己のエントロピー状態を維持している。

全体では、エントロピーが増える中で、生命だけはネゲントロピーが増大している。つまり、成長し、発展している。これは、宇宙の中では異質な事だ。エントロピーを減らすには、時間を逆に再生するしかなかったのに、高ネゲントロピーを摂取することで、自己エントロピーの増大を防ぎ、それどころか成長、発展している。

昔から哲学者や、物理学者、宗教者はそのことが不思議だったのだろう。色々な理屈を付けて、それらを説明しようとした。例えば、人間は神によって創造されたとか、例えばこのネゲントロピーとか。でも、結局今でも良く分かっていないというか、なんなのかはわかっても、何者なのかは分からない。ま、その答えは用意されてなどいないのだろうけど。

さて全てを統合して見せよう

全ては、成長・発展=ネゲントロピーによって説明可能だ。いや、説明ではなく統一が可能だ。数式に落とすのはかなり困難だろうが、誰かがやってくれるだろう。頼んだ未来の天才。

全てのものはエントロピーを増大させる。それは時間が流れる限り続く。
それを防ぐための食欲であり、種として生きるための性欲。生命は発展し、より複雑な方向に進む。

そしてそれはやがて功をそうし、生命は言語を獲得した。言語は、まさに画期的な発明だった。
言語によって、物理世界は脳を介して論理世界に接続できるようになった。

論理が動いている世界だが、そこまで行かないと論理を使う理由も使える理由も無かった。ただのコミュニケーションプロトコルである言語は、
論理的な発展をもたらした。これは、論理世界の発掘みたいなものだ。あらゆる論理的可能性から使える論理を引っ張り出して使う。論理をなぜ使うのか?それはエントロピーを増やさずに物事を行えることができるからだ。つまり化学の触媒のように、より効率のいい反応が行えるようになる。

そしてその効率のいいエネルギーの使いかたで評価されるということが、つまり使える理論という事になる。論理は、よりエントロピーを増やさないで物事を行えるかどうかで評価される。この評価がネゲントロピー触媒性というわけだ。より優れた理論は、エントロピーを増やさずに澄む。これにより、物理的であろうと情報的であろうと、同列の評価が可能となる。この世界の価値がなんなのかと聞かれれば、ネゲントロピー触媒性と答えよう。これはお金より万能な評価体系だ。これは時間すら評価対象になる。つまり、時間経過でエントロピーは増えるのだから。

ネゲントロピー触媒性

そんなわけで、ネゲントロピー触媒性によって全ての評価が可能になった。

これで全ての心理的な活動や、経済的活動、全てが全て説明できる。
ちょっと試しにやって見せよう。心的ストレスというのはエントロピーが高い状態だ、それを解消するために、対エントロピー消去情報を入れる。つまり、息抜きだったり、遊びだったり、話を聞いてもらうだったり。これらは全て増えてしまった心のエントロピーを消すために行われる。論理的に言えば、損なのは時間の無駄に見えるが、心理的エントロピーを考慮すると論理的に正しい事が、必ずしも効率が良くないことが分かる。

例えば、人の死に対する解釈。
人は死ぬと、存在が無くなる。これが現代的な解釈だ。霊の存在は観測されていない。死=存在の消去だ。でも、それは遺族の方が、多大なストレスを感じ、その結果、何らかの問題が発生する事が考えられる。だから、死の解釈を曲げることで、それを和らげる。天国に言ったとか。次の生命にうまれ変わるとか。

信じる者は救われる=心的エントロピーの最適化ということだ。論理的に正しい事が、必ずしも心的エントロピー上効率がいいこととは限らないのだ。
血液型占いだってそう、論理的ではない。でも、心的エントロピー的に見れば救いに、ネタになるかもしれない。

こんな風に、全てのものがネゲントロピー-エントロピー軸で価値を繋ぐ事ができる。多分これが次世代のTOEなんだろう。
早く天才の方、数式にしてください。御願いします。

参考

id:kaerusanu参考になるのかならないのか分かったり、分からなかったりするけれど。面白さだけは保証できます。SF好きなひとは是非!イーガン最高!!!

万物理論 (創元SF文庫)

万物理論 (創元SF文庫)

SFに疎いひとはあまりお勧めできないのが欠点ですね。

な、なんだってー!!

増えてないですよ。

いやー自分は分裂属性ないからさ。じゃあ、SFを読んだ事のない人のための入りやすいものでも紹介しておこう。やっぱりイーガンだけどな!イーガン再考!!!

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

漢字が間違ってますよ。わかりましたよ。かえるさんがイーガンが鋤だって言うのは。

鋤じゃない!好きだって。わざとだろー!

それじゃーねー

なんだこれは!なんなんだ!どうなっ


――テレビの落ちるような音が聞こえる。後にはテレビのノイズの音だけが残る。