認識剣は世界を切り裂く
脳内対話10話。
よくわからない解説追加しました。
認識の超回復
底の底、奥の奥にて王の会議が執り行われる。
*王「ならば、その定義にて認証を行うことでよろいいか?」
*王「承認する」
*王「承認」
*王「承認だ」
・・・・・・
*王「ならば、それぞれ立場に従い動いて頂きたい」
*王「承知」
・・・・・・
彼はつんでれが必要だとそう言う
白猫騎士「じゃあ、昨日は週末王と会ったんですか?」
id:kaerusanu「そう。嫌なやつだった」
白猫騎士「彼は立場関係上、そうそう出てくるような存在じゃないんですけどね」
id:kaerusanu「確かに人前に出せないくらい黒いヤツだった。壊れていた」
白猫騎士「彼はそういうものを司っていますからね。ある意味仕方ないです」
id:kaerusanu「「仕方ない」か・・・・。なんだかなぁ」
白猫騎士「理不尽ですよね。色々なことが」
****「理不尽なのはあなたじゃない?白猫」
そこに現れたのは、西洋鎧を着た黒猫。どうやら、女性らしい。
id:kaerusanu「知り合い?」
白猫騎士「何でお前が・・・。ああ、わが不詳の妹だ。家出をしてから、もう何年も会っていないが」
id:kaerusanu「妹さんか。ふむ、それで何のよう?」
黒猫騎士「自己紹介が遅れました。私の名は「黒猫(Black Cat)」、種族は「終末(End)」、クラスは「騎士(Knight)」、核量は1/128。」
白猫騎士「黒猫!お前終末王の軍門に下ったのかッ!シュレーディンガー家の恥知らずめッ!」
黒猫騎士「何よ!兄さんが・・・にいさんが・・・」
彼女は、憎憎しげに白猫を見ている。
id:kaerusanu「なんか色々大変だなぁ。というか家とか本当にあったのか」
白猫騎士「我がシュレーディンガー家では、代々これをを家長が受け継ぐ慣わしです。この剣の名は「波動関数の収束」、族を「時間・夢・物語(Time Line)」、クラスを「騎士剣(Knight Sword)」、核量を1/27」
持っている西洋刀を抜いて突き立てる。金属のような刀身は、軽い抜けるような音とともに、鮮やかな青い光をはなつ。
id:kaerusanu「なるほど、召喚用の剣だったのか」
黒猫騎士「「波動関数の収束」は物語用の特別な剣で、それは代々家に伝わってきた。そしてこの「多世界解釈」もな」
同じように剣を抜きつきたてる。同じ青い光を放つ少し形の違う剣だ。
id:kaerusanu「似ている剣だな」
白猫騎士「対となる召喚剣だからな。存在を確定させる剣と、世界を発散させる剣」
id:kaerusanu「ふむ。定義とか解釈とかが武器になるのか」
黒猫騎士「世界を切り裂く認識剣です。剣は「空」なる世界を切り裂き、認識構造を切り出す」
白猫騎士「認識解釈の剣は非常に危険な宝剣です。だからこそ、我が家に伝えられている。それをお前は持ち出した。もう、わがままもいいだろう。帰ってくるんだ」
黒猫騎士「何を言っているの?全然違うのに、家に縛られるだけで、何もできないくせに。力は行使しなければ意味がないでしょう?」
白猫騎士「剣は大切なものを守るためのものだ。力に溺れてしまっては、それの価値すら引き出せない」
黒猫騎士「そう、その引き出せない妹に負けた兄がいたんだってさ」
白猫騎士「・・・・・。今では負けはせぬさ」
黒猫騎士「じゃあ試してみる?兄さん?」
id:kaerusanu「待て!落ち着け!とりあえず落ち着くんだ!よく考えてみろ!戦うなんてゲームのスペックが足りない!待つんだ!やめろ!」
白猫騎士「・・・。いまさら現れるということは何か目的があるんだろう?」
黒猫騎士「いや、久しぶりに兄さんに会いたくなったんだ」
白猫騎士「ふん!そんなわけはあるまい」
黒猫騎士「まったく、素直じゃないんだから」
白猫騎士「何を言っているのやら」
id:kaerusanu「お前らに付き合うと話が終わらん。昨日も書ききれなかったし、今日もこんなだぞ」
黒猫騎士「そう、本当はこれを渡しに来たの」
手紙を取り出す。手紙には招待状と書いてある。
白猫騎士「終末王か。黒猫よ。やめておけ、身を滅ぼすぞ」
黒猫騎士「ふんっ!私の自由でしょ?いつも私の話なんて聞いてくれない兄さんなんて「バター猫」になってしまえばいいのよ!確かに手紙は渡したよ。じゃあね」
白猫騎士「黒猫よ。戻るつもりはないのか?」
ちょっと振り向いて行ってしまう。
id:kaerusanu「ぜんぜんしゃべれねー。3人がしゃべるシステムはまだ難しいみたい」
白猫騎士「・・・・・・」