「面白さ」はいくらで売れるか?

情報には適正価格が無い

情報はいくらでもコピー出来る。だから、原価を割り込まない値段であればいくらでも安くすることは出来る。だから、よくあるオンラインゲームで一番最初に考える馬鹿な考えは、競合より安くするということである。

では、アイテムを安くしたとしよう。売れる数が増えたとしよう、ただ売上が安くした分だけ減ることになる。たしかにユーザの払いやすい価格帯というものは存在して、そこに合わせることで一時的に売上は伸びるかも知れない(大抵売上は純減するだけだけど)。だが、それはゲーム寿命を縮めるだろうし、ゲーム価値自体を縮小させるだろう。

我々は何を売っているのか?

そもそもゲームというのは、何を売っているのだろうか?シナリオ?バトルシステム?キャラクター?面白さ?体験?あなたは、ゲームソフトを買うとき、オンラインゲームにお金を払うとき、何にお金を払っているのだろう。何を期待して、どこに価値を感じているのだろう?

さらに深く考えてみよう。遊びというものがある。遊びはなぜ面白いのだろう?なぜ面白いと感じて継続したいと思いたくなっているのだろう?遊びが面白い源泉はどこにある?

ではさらに深く考えてみよう。我々は何に価値を感じているのだろう?価値の源泉はどこにある?

まだ深い問題がある。「我々」人間とは何者なのだろう。人間はなぜいる。なんで存在する?我々と対となる質問は、「ここ」宇宙とは、なんなのだろう?なぜ在るのだろう?

この問の先にあるものが、一番最初の問の答えとなる。答えは書かない。自分で考えてみてほしい。