正しい選択を選ぶよりも大切なこと

人は選択肢が現れると、正しい選択子を探そうとする。でも、実は本当に正しい選択子は、すばやく決断することだ。選択肢自体は、致命的なミスでない限り、ほとんどが取り返しが付く。でも、それは選択肢を素早く選んだ時のみだ。選択することを先に延ばせば延ばすだけ、余白は縮まり、状況は悪化する。

例を出してみよう。「正しい方向に回ることができるけど、反応するのが3秒後の車」と「反応自体は多少雑だけど、すぐ反応する車」があったら事故るのは前者だろう。後者は少しレスポンスを確かめて癖を補正すればいいが、後者はゆっくり走る以外の方法は無い。これと全く同じで、正しい選択肢を選ぶことよりも、すばやく決断することの方が、重要になる。

選択に対する帯域が重要だ。