カオスダイビング

最近のイノベーションについての考察の中からでてきた。フレーム。

イノベーションに必要な事

イノベーションに必要な事がある。それは、技術でもなければ、情報でもない。現在という枠に縛られずにいかに再構築できるか。それは目的を別にした構築だったり、単に技術がないからこその考えだったり。逆に知らないからこそ0から作れたりして。表面をちゃちゃっと変えただけで、何かと何かを組み合わせただけではそれは、何も生み出しはしない。そのパーツを大量生産したりするのは、イノベーションを生んだりするけど。製品の上っ面からいかに深く深くまで潜れるかの勝負。ダイビング。

それは、死や無価値の0点を超え、どこまでも根源に潜れるかの勝負。論理で潜るのもいいけど、カオスを使って飛躍するのもまた、別のものを作り出す。例えば2日前のエントリー、かなりカオスで見直しもせずに15分で書いた。ひたすらに適当に繋げて書きまくり。1日をたった後ようやく、結論が出たけど。今までの枠を壊していると思う。仕事と遊びが相容れぬという考えを壊していると思う。おそらく、経験地を稼ぐのも楽しくなるだろうなと。

さらに前提

さらに前提条件がある。それは、「質問を作る」ということだ。いかなる頭のいい人でも、自分の楽しめる質問を作り続けることは難しい。何しろ自分で思いつく範囲は、あらかた開拓済みだ。こうなると、解決能力が多ければ多いほど、質問に飢えてしまう。こうなると、何を見ても解決できるような質問がないか探すようになる。小説だって、ビジネス書でもなんでも基本は同じ。そこに解決できる質問が多ければ多いほど、それの評価は高くなる。シナリオよりも、わき道の変な話し合いの方が面白い。正論ではなく極論。いかに問題を提起できるかだ。

解決してあげたとしても、それに意味は無い。いかにその人にレベルの合った質問を投げかけられるかだ。そういう意味では、カオスよりの人間は面白い。ただ、そのカオスが自分の興味範囲に合っていればだけど。固定化した人間はつまらない。会話をしていて、次々と発展させられる人と、まったくそうでない人がいる。そいういう関係になるには上下関係は非常に邪魔だ。詰まらない。

会話が上手な人間と話していると、非常に面白く、新しいことを思いついてしょうがなくなる。その人と会話する事が極上のコンテンツとして、頭が欲しくなってしまう。質問を構築できる又は、ちょっとずらして考えることの出来る人は好きだ。大好きだ。通りいっぺんでしか考えられない人間はつまらないなーと思う。まぁ、自分も苦手なジャンルの話とかすると、おそらくそう思われているのだろうけれど。

イノベーションの順序

イノベーションには決まった順序があると最近考えている。

需要→問題→解決→モジュール化→マーケティング→広まる→次のレベルが上がるのを待つ

この最初の新しい「需要」と「問題」を考えられる人は貴重だと思う。おそらく、すぐに飽きる人がここに当たる。けして現状に満足しない人とか。あとは物事を自分で噛み砕いている人。あらゆることを頭の中で再構築した人。そんな訳で、そういう人になりたいなー。

自分は0から1を作れても、1から10を作る人ではないと思う。否定するわけではないが、特性が合っていない。一番いいのは新しいものの開発ばっかしている生活。あ、だからこのブログの名前か。そんな訳で、1から10をつくれるひとと組めばすごいんだろうなと思いつつ。