ブログの次

しかしながら、直接対話をしている方が、ブログで発信するよりもはるかにらくだと思う昨今。ブログは直列の深い話をするのに向いていない。例えば、いま始めてこの記事を読んだとしても2〜3割も分かるだろうかと思うのだ。実際、分からないだろう。それどころか、定期的な読者であっても、分からんところは分からないだろう。いや、話してみたらそうだった。じゃあ、俺は誰に向かってしゃべっているんだよと、非常に悲しくなったわけです。

1から説明をすると、それは入門すぎて深い話には出来ない。深い話にすると思考は進むが、誰も理解できない。なんと言うジレンマ。直列思考を記述するための道具が欲しい。ここが理解できないというレスポンスをすぐ返せるような、仕組みが欲しい。そして、なんだかよくわからんけど読みたくなるような印象付けの技術が欲しい。

そんな訳で、どうすればいいんだろう?それとぶっちゃけ、理解の深い人と1対1で話した方が、得るものが多い。確かにブログはまとめるとか、記憶の固定化には役立っているが、深い直列のコミュニケーションツールとしては、そんなにうまくないと思う。そんな訳で、思いついたニッチは埋め立てましょう。そうしましょう。

ニッチの埋め立て作業

深度の深い話、つまり直列に繋がった話と、深度の浅い話がある。深度の浅い話は、どこから入っても大丈夫、安心して飛び込む事が出来る。しかし、深度の深い話は同だろうか。例えばオブジェクト思考。1年半前くらいに始まったこのアイディアは、煮詰まりに煮詰まってしまった。いきなり深度500日の話に入っていっても、溺れるだけだ。続編は、前の作品より売れないのと同様、だんだんと読者の減る状態に陥ってしまう。だから、ある程度誰にでも分かる話題を織り交ぜつつ、何となく変な事かんがえてるなーと思える程度の深度に抑えなければならない。

しかし、自分のように、自分で新しい分野(どっか似たものはあるけど、定義とか全部自分で付けたもの)を考えて、それを垂直に掘っていくためには、ある程度以上の深さになると理解者が減るので、レスポンスが減り、結果として深度を上げざるを得ないという、ジレンマに陥る。これは開発をブログで公開するのも全く同じジレンマに陥る。

これは、ブログという形式=フォーマットが、直列思考の記述に向いていないためである。本は、直列でも並列でもどちらでも可能であるが。というわけで、新しい直列思考の記述フォーマットを考える。

ブログの問題点

トップが、常に新着情報。新しい訪問者は、ここを見る。日記的な記事なら問題ないけど、前の記述を前提とした記述はやりにくい。これはブログで小説を書いてみれば分かる。そんなん無理ですよ。

となると、常に構造化された記述をするための新しい表示が必要になる。まぁ、これは以前に考えた構造があるんだけど。対話型フォーマットはまだ無理だから、データ構造自体を記述することになるだろうな。マインドマップとかは似ているけど、あれは1ページという紙のフォーマットに最適化されているから、もう少し違う形になる。

そう、対話式という形で思い出したのだけれど、一番いいのは対話型。AIとのチャット。自分が記述するのは、データ構造だけ。あとは対話しながら、うなずきながら対話で学ぶ。なんとプラトンの時代まですっ飛ぶ事になるとはね。でも対話は現代でも一番帯域が太いと思うのです。それも、割とダントツで。

ブログは非同期性が、いつでも見られるという属性を持たせられたのだけれど、それは良し悪しで。予備校で衛星授業をやったことがあるけど、いつでも見られるというのは、いつまでも見ないということだ。短期間でいいから、ブロードバンドを構築したいものです。

というわけで、構造化チャットというものを思いついたのだけれど。なんだろうこれは。まずUIがわけわからん。チャットしながらリアル構造化?なんぞそれ。色で変化つけるか、タグをいつも指定するか。まぁ、何とかなるだろうという事で、さらに後で作るリストに追加されるわけです。

作りたいもの増えすぎ。
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