オープンソースの企業と祭りの熱気
昨日のエントリーの続きです。ちょっとアイディアの羅列気味。
オープンソース型企業
オープンソース型企業というのは、オープンソースを公開する企業のことではない。企業をオープンソースにするという意味だ。
公共に企業としての仕組みを公開してしまう。そして、みんなで作るのだ。企業を。
これは今まで無かった考えだと思う。ちょっと惜しいのが「はてな」くらいかと思う。今の企業というのモノは持ち主は株式会社であれば株主である。それを、持ち主をフォークソノミーにしてしまおうというのだ。公共の資産として開放してしまおうという考えだ。
これはどういうことになるのかというと。個人という枠を離れて、集団の知に経営してもらおうという考えだ。もちろん、中心にある中小企業郡が一番発言権がある。その次に、出資者だろう。そして最後に裾野に広がるネットユーザーだ。全てを彼らに開放してしまおう。
株式会社であれば、株券の50%以上をとると経営権が奪える。例え敵対陣営であったとしても。しかし、権限を完全に開放してしまえば、奪えるものは無くなる。そこにあるのは、企業群の実態であって、経営権はおのおの持っている。そして彼らはその中で出資はかなり、やり合うことになるだろうから、買収などの敵対行為に対してかなり耐性を持っている。ああ、やはり生き物みたいだ。
これはグーグルとはまったく逆だ。グーグルは創業者の力が強くなるように株式を発行した。こちらは組織としてしまうことで、敵対買収自体難しくしてしまう。法的な実態がないのだから。
グーグルは悪は行わないと言っているが、その定義自体は創業者に依存している。こちらは開放してしまうことで、誰も操れなくなる。
クロスクロスライセンスの契約
その中では、持っている特許を中に開放する変わりに、他の企業の特許を使うことが出来る。こうすることでかなりのメリットが存在するようになる。
業種は色々、IT系でも製造系でもサービス系でも、小説家でも芸術家でも誰でもいい。みんながある目的のために、アイディアを持ち寄りながら神輿を担ぐのだ。
特権としての中に入るメリット
中に入ると色々メリットがある。一つがクロスライセンスだが、他にも、書籍、ソフトウェアを50%オフにしたり、色々作ることで共有意識を作る。
大企業のある部署だけ入るようなことも可能だ。ただ、この場合はかなりのリスクが存在するので参加する企業はかなり、先進的な会社じゃないとやらないと思うが。
学割の存在。ホスティングの学割を作る。アカデミックライセンスだ。これを作ることで、学生がより、企業しやすい仕組みを作る。おそらく立地条件の一つとして、大学の近くに作るということになるだろうが。