手段と目的、外側と内側

思考の視力

頭のいい人は、外側から内側が見えるのだろう。内側からも、外側が見えるのだろう。対して、普通の人は、外側から内側が想像も付かず、内側から外側が想像が付かない。

これは手段(外)と目的(内)も同じような形だ。手段だけを聞いて、目的まで見える人は頭がいい。逆も同じ。なるほど、如何に思考の視力を持てるかという勝負なのだろう。如何に物事を見通せるかが、その人の賢さなのだろう。

未来に対しても同様だ。如何に未来を視ることが出来るか。もやもや見えるのか、くっきり見えるのかで全然話は変わってしまう。未来は視るものでも、創るものでもある。両方を兼ね備えて、初めてその未来に到達できるのだろう。視るだけではだめで、歩く必要がある。でも、見えない状態で歩いても、その場所には到達できない。

必要なのは、視力と歩く力。当然、一人で達成できるなら。出来ないのなら、見たものを伝えるコミュニケーション力、人から好かれる人格。目的と手段を間違わない視力。現在を見通す視力。未来を見通す視力。未来に歩く実行力。それらが、そろって初めて達成できるのだろう。

私は何になりたいだろうか?

根本的な問題。何になりたいだろうか?何が持ちたいではない。何になりたいか?死んだ時の葬式で親しい人になんて言って欲しいだろうか?あなたは何になりたい?

そのための全ての能力だ。手持ちのカードは、そのためにある。手札が無い事を嘆くのではなく、悲劇のヒロインとして癒すのではなく、嘘を自分につくのではなく、如何に運用して育てて達成するかだ。別に無意味に大きな夢じゃなくてもいい。暖かい人間関係でも、家族関係でもいい。立派な夢だと思う。あなたは何になりたいだろうか?

日々のノイズに耳を傾けていると、つい忘れがちになってしまう。又は、決めないことを決めるかもしれない。でも、到達点は必要だし、それがないと道に迷う以前の話だ。道が無い。

たった少しの必要なコト

必要なのは、自分を信じること。つまり自信。あなたはあなたに人生を任せることが出来るだろうか?運とか、運命とか、そういうものではなく、ただ流されるだけでもなく、あなたにあなたを任せることが出来るだろうか?あなたはあなたを信頼しているだろうか?

つい、自分を信頼しないで、疑心暗鬼にとらわれることも多い。自分だったら、朝起きられないとか。そんなこと。それでも、疑うことは、自分に伝わってしまう。あなたはどれだけ、自分というものを信じることが出来るだろうか?どれだけ自信を持てるだろうか?自分に信頼を伝えていますか?自分に感謝を伝えていますか?

自分が信頼できない状態は、何をやっても悪い方向に進む。何しろ、自分の思考も感情も行動も、信頼できないと言っているのだから。うまくいくはずが無い。自分を信頼すること。そのための少しの勇気。それだけだ。