それは霞ではない。それは固体である。

脳内対話ログ4話。

それはそこにいるのか?

id:kaerusanu「昨日は楽しかったなぁ・・・」

夢王「こんばんわ。蛙のひと」

id:kaerusanu「あ、また新しい方ですね。あなたは誰ですか?」

夢王「私は、僕は「夢王」です。過去な未来をつかさどっています」

id:kaerusanu「夢が、過去な未来ですか。ちなみに、「彼女、彼」は道化の格好をしています。まだ若いです。若いというより子供ですね」

夢王「確実にきた未来ということです。確実であるがために私自身が不確実です。」

id:kaerusanu「未来を確実にして、現在を不確実にするということですか?どこか量子力学に通じるような考えですね」

夢王「全部は同じことですから。現在を確実にしようとすれば、未来は不確実になります。私は僕は現在を不確実に置くことで未来を確実にするものです」

id:kaerusanu「未来を確実にですか、それはどういうことですか?」

夢王「あなたは知っているはずです。それはもう言いました」

id:kaerusanu「私は知っている。もう言ったと。ん?」

夢王「ですから、あなたは知っていたのですから、それは確実な未来の過去です」

id:kaerusanu「んんんん???」

夢王「そうです。あなたは知っているから、知っていた。私は知ったから知っている。当たり前です」

id:kaerusanu「んんんん????????」

夢王「それは前を向くものだけのものです」

id:kaerusanu「んんん??それは未来を見ているということですか?」

夢王「いえ、違います。前というのは認識の中にしかなく、時間はただやって来ます」

id:kaerusanu「んんんんんんん?あ、認識というのは過去にしかなく、われわれは過去を眺めることでしか未来が予測できないと思っているが、未来はただ訪れるだけで、過去には未来は含まれていないということでしょうか?」

夢王「そう、おおむね正しいような気がする」

id:kaerusanu「適当ですね」

夢王「今は誰も知らないから」

id:kaerusanu「認識は過去にしかなく、そこにはすでに流れ去った今があるだけで、記憶は私を見たことに等しくて、誰も今を見ていない」

夢王「そう。今はまだ今なのに、今を過去に生きる者がいる。過去を確実にするためには現在と未来が不確定になる。結局どれかひとつしか選べないの」

id:kaerusanu「そこには、ただ「それ」が在るということですね。そこには選択の余地が存在すると」

夢王「そう。そしてそれはすでに未来において選択をしたことを完了している」

id:kaerusanu「私は完了していた!と」

夢王「そう。それじゃ」

id:kaerusanu「あ、行っちゃった。しかし、確実を選ぶと一方が不確実になるか。なんかどこかで聞いた話だな。なんだったっけ」