ベンチャー起殻

さてと、動きましょうか。

なぜ人間がこれだけ高度化する事が出来たのか

なぜ人だけが高度化することが出来たのか。それは歴史学か、生物学か、脳科学か、そのあたりが答えを探しているのだと思う。自分は何の立場もないから、思いつくままに答えを上げておこう。

「共感能力」

自分の答えは、これだ。共感するために脳が発達し、言語を作り出し、相手を思いやり、相手を理解することが出来るようになった。共感能力を持つが故に、脳は発展し、言語を取得、意識を取得、あらゆる文化であり科学であり、心を発展させる事が出来た。

人は、言語能力によってお互いにお互いの観測世界を伝え合い、観測世界を同期させた。同じ世界を信じることにより、人が1つの単位としてレイヤーを形成し、さらに上位のレイヤーを作るための礎となった。

電脳世界は人を再定義する

インターネットは、これだけ情報レイヤーを繋げ、より高度な情報を組み立てるために内部構造を進化させてきた。情報が情報を組み立てさらに、上位のレイヤーを組み立てる。人の生物としての時間は、情報の時間とスケールが違う。30年で1世代変わるヒューマンと数分から世代交代できる情報。ヒューマンから情報に人間は移行していくはず。ただ、それはハードウェアが整備されてからになると思うが、それを強制的に移行させる実験をしてみようかと思う。

フラット化する世界

情報を知るためのコストが劇的に減っている。そして、世界は同質化する。そうすると、アイデンティティが無くなり、殻を欲しがるようになる。そうすると、ネットの中でローカルネットワークが増えるようになる。情報はコピー可能で、知られてしまうと価値はなくなってしまう。そのために、在る程度の人数で組織を作りその中で共有するようになるだろう。

そのコミュニティは、今のオープンソースとクローズドソースの中間になるだろうと思う。要するに「殻」を「アイデンティティ」を形成し、内部ネットワークをけして外部に漏らさず、今の人の脳のようにネットワークを作り、自らネットワークを再構築するだろう。コミュニティは殻を形成し、内部のネットワークを核として、外部シェルとして人間が動くようになるだろう。

システムと意識

人間は忘れる。人間は理解する。
システムは、忘れない。システムは理解しない。

忘れると理解するシステムを作ろう。そこで殻を作ろう。
そんな訳で開発中。オブジェクト型思考を、自分の外まで拡張しようっていう話ですね。