どれだけ思考が変になったか書いてみる

覚醒レベル

人間には覚醒レベルがあるようだ。それは意識がどれだけ無意識から、抜け出しているかというもの。昔(紀元前)の人間は、およそ覚醒レベルが低かった。それは動物と精神体としての中間の存在として。彼らは神を観測しえたのだと思うし、霊も見えたのだろう。それは常時に近い変性意識状態であるから。

そして現代でもこの覚醒レベルは違うらしい。およそ普通の人間では思春期あたりに超えていく、自我の芽生えを私は体験できなかったようだ。だから、私に他人というものが理解できなかった。主観と客観が存在しなかった。そこにあったのは、ただの絶対感、つまり物理空間と情報空間のルール(だと思っていたもの)。今から思うと何だろうとおもうし、意識も確かに持っていたのだが、その臨場感が浅かった。現実のほうが夢のようだったといえばわかりやすいだろうか。

頭の中のほうがよっぽどしっかりしていたし、カオスよりも論理に基づいて機能していると思っていた。他人はカオス過ぎてその振る舞いを予測できないと思っていたし、議論は話し合いによるアイディアの高めあいではなく、ただの政治的な決定機関だと思っていた。それは見えない魔法のような「外接続」によって行われ、私にはそれが無かった。欠陥だった。